中野区公明党議員団

中野区へ緊急要望を提出しました(4月13日更新)

2020年4月16日

中野区へ緊急要望を提出しました

 緊急事態宣言の発令に伴い東京都は、感染拡大を収束させるため必要な休業要請などの措置を公表しました。これらの措置を感染防止策として実効性あるものにする一方、緊急経済対策や生活相談等、区民生活へのキメ細かな配慮を中野区長に要望しました。江古田病院については体制の確保や転院による受け入れ体制の支援等について要望しました。
 また、教育長には中野区内の児童・生徒の生活を守るためにより一層の配慮を求めました。

緊急事態宣言を受けての対応についての緊急要望項目

① 国、東京都、関係団体からなる江古田病院における新型コロナウィルス感染症対策チームを設置し、江古田病院の入院患者、通所者の通常の医療提供体制、新型コロナウィルス感染症対策のための体制を確保するとともに、転院による受け入れ体制の支援に全力で取り組むこと。江古田病院における情報提供を区民に丁寧に行うこと。

② 区の通常業務に一時的に制限を設け、保健師の集約化や人員確保により保健所機能の強化を図ること。軽症罹患者に対応できる宿泊・療養施設の確保と、家族が感染した際の支援策を実施すること。

③ 区内事業者への支援策である中野区産業経済融資や小規模事業者経営改善資金、社会福祉協議会による生活福祉資金の迅速な実施のため、人員増による相談窓口体制の強化を行うこと。申請時に必要な書類や、分かりやすい手続きの明示を行うとともに、簡易な申請の取り組みを行うこと。

④ 新型コロナウィルス感染症の影響による解雇・雇止め等、生活にお困りの方への総合相談支援体制の充実を図ること。外出を自粛する方々の心のケアや在宅において発生が危惧される児童・障がい者などの DVや虐待の発生防止に取り組み、相談・支援の充実を図ること。

⑤ 事業の継続が必要となる介護事業所の感染症対策の必要経費や、デイケア中止などによる減収分の補償を実施すること。また、従来の要支援者の見守り安否確認の継続を図るとともに、在宅の一人暮らしの高齢者や障害者などの要援護者に対して、電話による支援のほか、関係機関等と連携した支援を実施すること。

⑥ 事業継続計画に則り、感染防止のための庁舎内レイアウトの変更や事業継続を図るための窓口感染対策や時差出勤・在宅勤務の導入を進めること。感染を最小限にとどめるため、マスク・防護服等の資機材の資源の確保・配分に向け全庁を横断的に調整し、資機材を確保すること。

児童・生徒の学習機会及び健康を守る対策に関する要望

① 長期化する区立小中学校の休校により生じる児童生徒の学力低下、精神的・身体的ストレスの蓄積を回避するため、全区立小中学生の自宅と学校もしくは担任とを結ぶネットワーク環境の構築を国の取り組みに先んじて早急に実現すること。また、家庭でWeb授業等を受けることのできる環境整備や通信料金の支援等を含めた取り組みをされること。

② 学校教育に取り組む教職員の健康に配慮し、自宅勤務を指示するとともに在宅勤務を可能とする環境整備を構築すること。