令和5年第4回定例会 一般質問
南かつひこ

2023年11月28日

公明党議員団
南かつひこ

 

1.中野駅周辺まちづくりを問う
2.現状に沿った区有施設整備を進めよ
3.成年後見制度の課題を問う

 

 

1.中野駅周辺まちづくりを問う

質問

区役所・中野サンプラザ跡地での建設費が資材価格や人件費の高騰により、1年前の試算より250億円増加するとのことである。補助金の更なる確保が必要であるが、再開発事業の部分や都市計画駐車場及び歩行者デッキの部分に、どのような補助金の確保を検討しているのか。

 

答弁

社会資本整備総合交付金による別の補助制度の活用を検討している。

 

 

質問

権利床の収益の想定額は。

 

答弁

運用の一例だが、事務所床で年間7億5千万円、その他の各用途で約1千万円程度を想定している。

 

 

質問

建設費の増加は、エレベーター等の維持費や共益費にどう影響があると分析しているのか。

 

答弁

維持費等の支出は、今後の物価高騰や竣工(しゅんこう)時の社会経済情勢等の影響を受けるものだと認識している。

 

 

 

2.現状に沿った区有施設整備を進めよ

質問

全ての児童館が機能の拡充と共に安全・安心に利用できるようにするには、財源が十分に裏付けられた持続可能な児童館の計画策定が必要と考えるがどうか。

 

答弁

今後の展開を踏まえた経費等は策定中の実施計画に盛り込み、区全体の財政フレームの中で検討を進めている。

 

 

質問

区営住宅の有形固定資産減価償却率は92%と非常に高い。早急な計画的施設更新や改修を検討すべきである。すぐにでも区営住宅整備計画の策定をするべきと考えるが、区の見解は。

 

答弁

将来的な建て替え等の検討には民間活力を導入し、考え方を整理していく。

 

 

 

3.成年後見制度の課題を問う

質問

令和4年9月に国連から障がい者への差別的制度であるとの勧告を受けた。政府では、以前より民法改正の見直しの議論を進めている。こうした現状や国連からの懸念を踏まえ、成年後見制度の課題をどのように認識しているのか。

 

答弁

報酬助成の対象とならない被後見人の経済的な負担や、任意後見制度の周知等が課題であると考えている。