平成30年 第1回定例会総括質疑 甲田 ゆり子議員
2018年2月28日
発達に課題のある子どもの支援について
質問
発達については、早い段階からの支援が重要で、障害のある子は、小さな障害者ではなく、子どもとしての一貫した支援に配慮することが重要である。すこやか福祉センターの基盤を一層強化するため、専門職である心理職を新たに採用するとのことだが、心理職の配置によってどのように体制が強化されるのか。
回答
虐待の予防、早期発見、早期対応のための必要な支援が更に適切に子育て家庭に届くようにしていくほか、健診時中心の発達相談がいつでも受けられることで、保護者支援の強化を図ることができる。
保護者支援の強化
質問
切れ目のない支援ツールとして、3・4カ月健診時に全家庭に届ける「サポートファイルのびのび」がある。スマホの普及といった時代の変化に伴い、電子手帳、子育てアプリの形態や、父親の子育てへの参画も含め、都のモデル事業を活用して検討しては。
回答
サポートファイルの電子化や都事業の検討なども含め、積極的に活用が図られる方策等について今後検討していきたいと考えている。
ユニバーサルデザイン推進計画について
質問
性的マイノリティー、いわゆるLGBTの方たちへの無理解と偏見は生活する上での障壁となっており、何らかの支援が必要と考える。今回の一般質問で区長から、同性パートナーに対して、公的証書等の発行に一定の便宜が図られるようにする取り組みについて、条件や実効性などを見極めながら検討したいとのの答弁があったが、区が新たな仕組みを作り、一定の便宜を図っただけでは、社会生活上の障壁、支障が取り除かれるわけではない。区民や事業者、区の職員などが理解を深めるための取り組みも重要と考えるが、職員の研修などに事例を積極的に取り入れるなど、実効性を高めてはどうか。
回答
当事者が実際何に困っているのか、どう対応してほしいのかなど、具体的な事例をできるだけ多く知る機会を持つことが必要と考えている。研修や普及啓発冊子の作成などの取り組みを進めるに当たり、具体的な事例を効果的に取り入れる方法などについて検討したいと考えている。